お盆真っ只中の台風ですね🌀現在そこまで風も強くないですが、外の植木鉢などは全て家の中に移動させてシャッターも閉めて準備万端の平野家です。被害大きくなく、過ぎ去りますように🙏
さてさて、縦型ブラインドの話をするつもりでしたが、ようやく昨日新建ハウジングが出しているオンラインセミナー1日分を見終わったので👀ちょっとそのお話をアウトプットしたいと思います👋そろそろ配信期間が終わるので焦りながら見ました😅でも見て良かったです!
今回の配信も「リノベーション」が主題のセミナーになっていました。まだまだ家といえば「新築」という考えが抜けない日本ですが、じわじわと既存住宅を直すという部分に注目されてきています。セミナーでも、現段階でリノベをやっている全国の工務店社長さんがたくさん登壇されそれぞれの取り組みや考えを聞けてとても勉強になりました。
新建ハウジングでは【実家リノベ】と【中古リノベ】と言葉を分けて表現していて、実家や祖父母の家などを利用してリノベーションを行う層と、中古住宅を取得してリノベーションを行う層それぞれの話をしていました😄岩崎工務店は、というか現状の敦賀市は?断然【実家リノベ】が多いですね!中古物件はどうしても解体して更地にしている印象です。
ただ、今のように解体して新築することを繰り返してしまうと、いつまでも建物に資産価値が生まれません。せっかく親世代が家=資産を残しても、解体して作り替えているのでは子供世帯や孫世帯に資産を残せないだけでなく、売って誰かに住んでもらうこともできません。今のスクラップアンドビルドの世の中を変えないと、日本自体の先行きが無いとも話していました。
そのために価値のある建物を造るというのも大切ですが、今から既存建物の価値を上げることも大切。わたしは今、耐震診断業務も進めながら過ごしているわけなのですが、やはり昭和56年以前の建物は耐震性に劣り過ぎていまして…先月お伺いしたお宅の補強プランに、実はかなり難航しています😅もちろん補強は可能ですし補助金ももらえるわけなので古い建物こそ耐震補強すると良いのですが、やりかたによってはやはり大掛かりになりすぎますし…昭和56年以降の建物の方が当時の耐震基準的には補強がしやすく数値も上げやすいわけです🤔
もちろん耐震性=家の価値ではありませんが【新しくなるだけではない何か】が加わることに意味があると感じています。間取りを変えて使いやすさを上げる、耐震性・断熱力が上がる、など…せっかく家を触るのであれば、安心に変わる何かが加われば住む人にとってもお金をかけた価値がありますよね。表面だけ綺麗になっても、数年経ったらまた古くなります。もっと根本的なことにわたしたち工務店が注目して行かなくてはなりません。
そんな中で、ハッとするような面白いキーワードが出ました😊「数値が高ければ心地よいのか?」「数値は手段でしかなく、目的では無い」
私たちも地場工務店としてお客様と直接やりとりをしていて、予算のことや工期のことなど色んな理由でスペックを最優先できないケースばかりです。上を目指すなら…というコトはたくさんありますが、どうしても着地点はそこそこのバランスにおさめます。
ただセミナーを聞いてみて、そのハイスペックにしたいというのはひょっとすると工務店や職人のエゴなのかもしれないとも思いました。住む人はお客様なので、住む人それぞれが考える【住み心地】や【叶えたいコト】を軸に家作りしていかなければと再確認しました。
あともうひとつ響いたのは「お客さんの御用聞きになるな」ということ。お客さんがここに棚が欲しいから棚をつけました!ではなく…本当にそこに棚があるのが正解なのか、どんな棚であれば使いやすいのか、更に上の提案ができるようにプロとしての仕事をしないといけないと。確かに予算や計画に限界があるとはいえ、わたしたちプロの考える最善も目指さないといけませんね。
ということで、まだまだわかっているようでわかっていなかったなぁと自分に反省です🤔プロの目は持ちながら、住む人それぞれの立場で寄り添った家作りを、改めて考えなくては🏠とても良い学びになりました☺️