専門家としての歩み
平成6年、当時はまだ珍しかった高気密高断熱住宅に着目。気密性・断熱性はさることながら換気計画や省エネ性能を学び、実践しました。
平成30年、辰之の次男である岩崎克郎が二代目社長として就任。高性能住宅へのこだわりと技術、真面目な仕事への姿勢を先代から受け継ぎました。
しかし新型コロナウイルスにより世界情勢が大きく変動します。資材高騰が起こり住宅価格も大きく上がりました。そんな中、自社大工が事情により独立。価格上昇と人手不足問題をいっぺんに抱え、新築工事の受注にも苦戦するようになっていきました。
小規模のリフォーム工事が増えていった中、先代から学んできた『住まいの性能』の必要性に改めて着目。
たった一部屋の工事でも、開口部の性能向上や断熱・気流の見直しを行うことで工事後の住み心地と、住む人の満足度が格段に上がることを実感しました。
リフォーム・リノベーション仕事を重ねていく中で、様々なお客様に出会いました。事情で新築を選べなかった方、あえて中古住宅を購入し自分好みにしたい方、劣化や耐震性に不安を持ちつつも愛着のある住まいを手放したくない方など・・・リフォーム・リノベーションを選んだこその理由を持ちながら、暮らしへのこだわりや住まいへの強い希望・想いを持っている方ばかりでした。
また、リフォーム・リノベーションには、新築にはない不測の事態がつきもの。解体してみると表面上では見えてこなかった躯体の問題や、工程・工事内容の急な変更が生じることは決して珍しくありません。家族が住みながらに工事を進めるケースも多く、住む人と工務店の信頼関係の構築が不可欠であることにも気が付きました。
住む人それぞれのご要望にきめ細やかに対応し、心からの信頼関係を繋ぐことができるのは人数の少ない地場工務店ならではだと、強く感じました。建物の表面を綺麗に新しくするだけでは足りない、住み心地と暮らしを造り直していくことに今は使命感を感じています。
地域密着の工務店として永く続けてきた歴史と、人と心の繋がりを大切に。福井県敦賀市でリフォーム・リノベーションなら、私たちにお任せください。
建築事務所ろ-1373